ペグマタイトとは?
ぺぐまたいと
ペグマタイトとは、マグマが非常にゆっくり冷却・固結する際に形成される粗粒な深成岩で、巨大な結晶や希少元素を多く含む岩石です。
ペグマタイト(英:pegmatite)は、花崗岩などの深成岩に伴って形成される極端に粗粒な岩石で、結晶の大きさが数センチメートルから数十センチメートル、ときにメートル規模に達することもあります。その名称はギリシャ語の「ペグマ(固まったもの)」に由来します。
ペグマタイトが形成されるのは、マグマが最終段階まで固結する過程で、水やフッ素・ホウ素などの揮発性成分が濃縮された流体が結晶成長を促進するためです。この特殊な環境が、通常の岩石には見られない超大型結晶や希少元素の濃集をもたらします。
ペグマタイトの特徴としては次のようなものがあります。
- 長石・石英・雲母などの造岩鉱物が粗粒に発達する
- リチウム・ベリリウム・スズ・タングステン・希土類元素(レアアース)などを多く含む
- 宝石原石(アクアマリン・トパーズ・トルマリンなど)が産出することがある
- 花崗岩体の周縁部や接触変成帯に多く産出する
資源的価値が非常に高く、リチウムイオン電池の原料となるリチウムや、半導体・磁石材料に欠かせないレアアースの重要な供給源となっています。近年、電気自動車の普及に伴いリチウム産出ペグマタイトへの注目が世界的に高まっています。
使い方・例文
宝石採掘の現場や鉱山の地質調査で「ペグマタイト脈にアクアマリンが産出した」といった形で使われます。レアメタルの資源評価を行う地質学者の報告書にも頻繁に登場する用語です。
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