ベンヌとは?
べんぬ
ベンヌとは、NASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」がサンプル採取に成功した炭素質小惑星で、地球衝突リスクが注目される天体です。
ベンヌ(Bennu、正式名称101955 Bennu)は、地球近傍小惑星群に属するB型(炭素質)小惑星です。直径約490メートルのコマのような形をしており、太陽系が形成された約46億年前の原始的な物質を豊富に含むと考えられています。名前は古代エジプトの神話に登場する不死鳥「ベンヌ」に由来します。
NASAは2016年にOSIRIS-REx(オシリス・レックス)探査機を打ち上げ、2018年にベンヌへ到達しました。探査機は2020年に表面への接触によるサンプル採取(タッチ・アンド・ゴー)を実施し、2023年に地球へカプセルを帰還させることに成功しました。採取された物質には有機分子や水を含む鉱物が確認され、生命の起源を探る研究に重要な知見をもたらしています。
ベンヌに関する主な科学的・社会的トピックとして以下があります。
- 将来(22世紀ごろ)の地球接近・衝突確率が小惑星の中では比較的高いとされる
- ヤルコフスキー効果(太陽熱による軌道変化)の観測が精密に行われた
- 炭素質物質が太陽系形成初期の化学的情報を保持している
ベンヌの研究は惑星防衛(地球への衝突回避)と太陽系の起源解明という二つの大きなテーマにまたがる、現代宇宙科学の最前線に位置する天体です。
使い方・例文
惑星防衛の議論や宇宙ニュースでは、ベンヌの地球への接近確率が更新されるたびに報道されます。宇宙・天体の話題でよく耳にする小惑星名です。
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