ベンガルとは?
べんがる
ベンガルとは、南アジアのインド東部からバングラデシュにかけて広がる歴史的・文化的地域の名称で、ベンガル語を話す民族が暮らす地域です。
ベンガル(Bengal)は、南アジアに位置する歴史的地域で、現在のインド西ベンガル州とバングラデシュにほぼ相当します。ガンジス川・ブラフマプトラ川などが流れる肥沃なデルタ地帯を中心に、長い歴史を持つ文明が育まれてきました。
ベンガルの歴史は古く、紀元前から栄えた王国や仏教・ヒンドゥー教の文化が根づき、イスラム支配やムガル帝国の統治を経て、18世紀にはイギリス東インド会社の拠点となりました。コルカタ(カルカッタ)はかつてイギリス領インドの首都として繁栄しました。
1947年のインド・パキスタン分離独立時に、ベンガル地方は宗教的な境界で二分されました。
- 西側(ヒンドゥー教徒が多数)→インドの西ベンガル州
- 東側(イスラム教徒が多数)→東パキスタンとなり、1971年にバングラデシュとして独立
ベンガル語(バングラ語)はインド・ヨーロッパ語族に属し、世界で使用者が多い言語のひとつです。文学・音楽・映画(通称「トリウッド」)など文化的産出も豊かで、ノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴールはベンガルが生んだ偉大な詩人として世界的に知られています。
動物のカテゴリとしては、「ベンガルトラ(ベンガルタイガー)」もこの地域に由来し、インドやバングラデシュの国家的シンボルです。
使い方・例文
世界史の授業でイギリス植民地時代を学ぶ際、ベンガル分割令(1905年)がインド独立運動に与えた影響が重要なテーマとして取り上げられる。
この用語をシェア
最終更新: