プロレプティックユリウス暦とは?
ぷろれぷてぃっくゆりうすれき
プロレプティックユリウス暦とは、ユリウス暦の規則を制定以前の年代にも遡って適用した暦法体系のことです。
プロレプティックユリウス暦とは、紀元前45年にローマで導入されたユリウス暦のルール(4年に1度の閏年を含む)を、その制定以前の時代にも仮想的に延長して適用した暦法体系のことです。「プロレプティック(proleptic)」とは「先取り的に適用する」という意味のギリシャ語由来の言葉で、歴史的な日付の計算を統一的に扱うために考案されました。
実際の歴史では、紀元前45年以前のローマ暦は不規則な閏月の挿入が行われており、現代の暦換算とは大きくズレが生じます。そこで天文学や歴史学の分野では、計算の便宜上、ユリウス暦のルールを紀元前の時代にも遡って適用するプロレプティックユリウス暦が用いられます。
この暦は主に以下のような場面で利用されます。
- 天文学的な過去の天体現象(日食・月食など)の日付計算
- 古代・中世の歴史的出来事の日付を現代の暦と対応させる研究
- コンピュータの日付ライブラリにおける紀元前の日付処理
なお、グレゴリオ暦の規則を制定以前に遡って適用した「プロレプティックグレゴリオ暦」も同様の概念として存在し、ISO 8601などの国際規格では紀元前の日付表現にこれを採用しています。天文学的な文脈では、紀元前1年の次が紀元0年(西暦0年)として扱われる点も特徴のひとつです。
使い方・例文
例えば「紀元前44年3月15日のシーザー暗殺の日はユリウス暦で何月何日か」を計算する際に、プロレプティックユリウス暦が参照されます。
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