プトー派とは?
ぷとーは
プトー派とは、1911年から1914年頃にパリ郊外プトーに集まった芸術家グループで、キュビスムを発展させ「オルフィスム」や純粋抽象への道を開いた前衛運動です。
プトー派(Section d'Or、またはPuteaux Group)は、1911年頃からパリ郊外のプトー(Puteaux)にあるデュシャン兄弟のアトリエに集まった芸術家たちのグループです。マルセル・デュシャン、ジャック・ヴィヨン(マルセルの兄)、レイモン・デュシャン=ヴィヨン、フェルナン・レジェ、ロベール・ドローネー、フランシス・ピカビアらが参加しました。
プトー派はピカソやブラックが始めたキュビスムに触発されながらも、独自の方向性を模索しました。その特徴としては次の点が挙げられます。
- 黄金比(Section d'Or)への関心に基づく数学的・理論的な造形探求
- 時間の経過や動きを一枚の画面に同時表現する「同時性」の追求
- ドローネーによる純粋な色彩の構造化(オルフィスム / オルフィック・キュビスム)
- 機械美学・未来主義的なテーマへの関心
1912年には「セクション・ドール展」をパリで開催し、グループとしての存在を世に示しました。プトー派の議論と実験はキュビスムを超えて抽象絵画・ダダイスム・さらには後年のコンセプチュアル・アートへとつながる重要な橋渡しとなりました。第一次世界大戦の勃発によりグループは自然解消しましたが、その思想的遺産は20世紀美術史に深く刻まれています。
使い方・例文
マルセル・デュシャンの「階段を降りる裸体No.2」はプトー派の影響下で制作され、人物の動きをキュビスム的に分解した作品として1913年のニューヨーク・アーモリーショーで大きな反響を呼びました。
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