ロベール・ドローネーとは?
ろべーるどろーねー
ロベール・ドローネーとは、20世紀初頭のフランスを代表する抽象絵画の先駆者であり、オルフィスムの創始者として知られる画家です。
ロベール・ドローネー(1885〜1941年)は、フランス・パリ出身の画家で、純粋な色彩と幾何学的な形態によって抽象絵画の新境地を切り開いた人物です。彼はキュビスムの影響を受けながらも、色彩の対比とリズムを主役に据えた独自の表現へと発展させました。
ドローネーが確立した「オルフィスム」(オルフィック・キュビスム)は、色彩そのものを絵画の構造要素として扱い、動的な光の効果を生み出す手法です。彼が特に着目したのは、ミシェル・シュブルールの色彩理論にある「同時対比」の概念で、補色同士を並置することで目に飛び込むような鮮やかさと運動感を実現しました。
代表作には「エッフェル塔」シリーズや「円盤」シリーズがあり、螺旋状に広がる色彩のリズムが見る者を圧倒します。エッフェル塔を題材にした連作では、近代都市の躍動感をキュビスム的な分解と色彩で表現し、当時の前衛美術界に大きな衝撃を与えました。
彼の影響はドイツ表現主義のグループ「青騎士」にも及び、パウル・クレーやフランツ・マルクらにも刺激を与えました。妻のソニア・ドローネーも同様の美学を共有し、ファッションや応用美術の分野でオルフィスムの概念を展開しています。
使い方・例文
「ロベール・ドローネーの作品は、色彩の渦が生む躍動感が特徴で、現代の抽象アートの起源を語るうえで欠かせない存在として展覧会でたびたび取り上げられます。」
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