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ブフナー漏斗とは?

ぶふなーろうと

フナー漏斗とは、吸引ろ過に用いる陶磁器製の平底型漏斗で、多数の小孔を持つ円盤状の板が内蔵されています。

フナー漏斗(Buchner funnel)は、化学実験室で広く使われるろ過器具のひとつです。通常の重力ろ過用の円錐型漏斗とは異なり、円筒形の底面に多数の小孔が開いた有孔板(ふるい板)を持つ平底型の構造が特徴です。材質は耐薬品性に優れた陶磁器製が一般的ですが、ガラス製やプラスチック製のものもあります。

使用する際はブフナー漏斗をゴム栓でアスピレーター用のフラスコ(吸引びん)に固定し、有孔板の上にろ紙を敷きます。アスピレーターや真空ポンプで吸引びん内を減圧することで、ろ紙上の液体が急速に引き込まれ、重力ろ過と比較して格段に速いろ過が可能になります。この方法を吸引ろ過(減圧ろ過)と呼びます。

ブフナー漏斗が特に有効な場面は以下のとおりです。

  • 沈殿や結晶を大量に集める必要がある場合
  • ゼラチン状など目詰まりしやすい沈殿のろ過
  • 有機合成実験での生成物の単離・精製
  • 粒径の小さい固体の回収

ろ紙はブフナー漏斗の有孔板に合わせた円形のものを使用し、あらかじめ少量の溶媒で湿らせてから密着させることで、漏れやはがれを防ぎます。19世紀にドイツの化学者エルンスト・ブフナーがこの器具を考案したとされ、現在も基礎化学実験に欠かせない器具として使われています。

使い方・例文

有機化学の実験で再結晶により得た結晶をすばやく集める際、ブフナー漏斗と吸引びんを組み合わせた吸引ろ過が用いられます。数十分かかる重力ろ過に比べ、数分で結晶を回収できます。

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