フラウト・ドルチェとは?
ふらうとどるちぇ
フラウト・ドルチェとは、縦笛の一種であるリコーダーのイタリア語名で、バロック時代を中心に広く使われた木管楽器です。
フラウト・ドルチェ(Flauto dolce)はイタリア語で「甘い笛」を意味し、縦笛型の木管楽器であるリコーダーのイタリア語・古楽用語での呼称です。「フラウト」は笛全般を指し、「ドルチェ(甘い)」はその柔らかく優しい音色を形容しています。
リコーダーの歴史は中世にまでさかのぼりますが、特にバロック時代(17〜18世紀)に最盛期を迎え、バッハやヘンデル・テレマンらの作品で重要な役割を果たしました。この時代、横笛(トラヴェルソ)と区別するために縦笛をフラウト・ドルチェと呼ぶことが一般的でした。
リコーダー(フラウト・ドルチェ)の主な種類は次のとおりです。
- ソプラニーノ:最も高音域の小さな笛
- ソプラノ:学校教育でよく使われる標準的なサイズ
- アルト:古楽アンサンブルで主役を担うことが多い
- テノール・バス:低音域を担当するより大型の笛
現代では小学校の音楽授業でリコーダーが広く使われていますが、古楽(アーリーミュージック)の演奏家にとってはバロック期の原典作品を演奏する重要な楽器です。ピリオド奏法の復興とともにフラウト・ドルチェという名称も古楽ファンの間で再び親しまれるようになっています。
使い方・例文
バロック音楽のコンサートプログラムや古楽器解説書で「フラウト・ドルチェ(リコーダー)」と表記されることが多く、楽器店の古楽器コーナーでも見かける名称です。
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