ショームとは?
しょーむ
ショームとは、中世ヨーロッパで広く使われたダブルリードの木管楽器で、現代のオーボエの祖先にあたります。
ショーム(Shawm)は、ダブルリード(二枚葦)を使う木管楽器で、中世からルネサンス期のヨーロッパで野外演奏や祭り、軍楽に広く用いられました。オーボエやバスーンなど現代の木管楽器の原型のひとつとして音楽史上重要な位置を占めています。
構造はコニカル(円錐形)の木管本体の上端に、葦を折り曲げて作ったダブルリードを取り付けたシンプルなものです。音孔を指で塞いで音程を変えます。音量が大きく、屋外での演奏に適していた一方で、音色は鋭く野趣に富んでいます。
サイズはソプラノから大型のバスまで多種多様で、アンサンブルでの使用も一般的でした。特に「ワイト(Wayt)」と呼ばれる市の公式楽師がショームを演奏し、公式行事や祝祭を彩りました。
17世紀に入ると演奏技術の要求の高まりと共に室内楽向けの改良が進み、現代のオーボエへと発展していきました。現在でも中世・ルネサンス音楽の再現演奏や、スコットランドのバグパイプ文化圏など世界各地の民俗音楽の中に類似楽器が生き続けています。
使い方・例文
ショームは中世ヨーロッパの祭礼や騎士の行進で演奏された楽器として、現代の古楽演奏会や中世マーケットのイベントで耳にすることができます。
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