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フライングボートとは?

ふらいんぐぼーと

フライングボートとは、胴体下部が船体構造になっており、水面から直接離着水できる飛行艇の一種です。

フライングボート(flying boat)は、胴体そのものが浮力を持つ船型に設計されており、滑走路を必要とせず水面から離着水できる飛行艇の一形態です。フロートを胴体に取り付ける「水上機(フロート機)」とは異なり、胴体全体が船体を兼ねている点が特徴です。

フライングボートが発展した背景には、20世紀前半の航空黎明期において長距離路線に使えるほどの舗装滑走路が世界的に不足していたことがあります。広大な海・湖・河川が滑走路代わりとなるため、大西洋・太平洋横断など長距離の民間航空路線に積極的に活用されました。1930〜40年代には、パンアメリカン航空のボーイング314クリッパーなど豪華な長距離飛行艇が旅客輸送の主役となりました。

軍用ではパトロール・哨戒・海難救助などに用いられ、日本では二式大艇(川西航空機製)が太平洋戦争中に運用された代表例です。戦後は滑走路インフラの整備と陸上機の性能向上により定期航空路線での役割を失いましたが、現在でも消防(水上投下)・捜索救助・辺境地アクセスなどの分野で一部活躍しています。カナダのボンバルディア415(スーパースクーパー)が現役の代表例です。

使い方・例文

山火事の消火活動で湖から水を取り込みながら繰り返し散水するシーンで登場するフライングボート(消防飛行艇)が現代の代表的な用例です。

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