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電子戦機とは?

でんしせんき

電子戦機とは、電子機器を使って敵のレーダーや通信を妨害・欺瞞するために特化した軍用航空機です。

電子戦機(でんしせんき、Electronic Warfare Aircraft)とは、電磁波を用いて敵の防空システムレーダー・通信を妨害・欺瞞し、味方部隊の安全な作戦遂行を支援することを主任務とする軍用航空機です。「空飛ぶ電子戦の司令塔」とも称されます。

電子戦機が担う機能は大きく3つに分類されます。

  • 電子攻撃(EA:Electronic Attack):強力なジャミング電波を発射して敵レーダーや通信を機能不全にする。
  • 電子防護(EP:Electronic Protection):自機や味方機への電子攻撃を無効化する。
  • 電子支援(ES:Electronic Support):敵の電波を傍受・分析して位置や種類を特定する。

代表的な機体としてはアメリカ海軍のEA-18Gグラウラー(F/A-18Fをベースに電子戦専用改造)やアメリカ空軍が過去に運用したEF-111Aレイブン、また偵察・電子戦を兼ねるRC-135などが挙げられます。冷戦期から現代にかけて、電子戦は航空作戦の成否を左右する要素として重要度が増しており、実弾を使わずに敵防空網を無力化できる点から「見えない兵器」とも呼ばれます。近年ではドローン(無人機)技術との融合も進んでいます。

使い方・例文

湾岸戦争では、多国籍軍の電子戦機が作戦開始直後にイラクの防空レーダーを広範囲にジャミングし、攻撃機部隊が低損害で目標を爆撃できる環境を整えました。現代の大規模航空作戦では、電子戦機なしの進攻は事実上考えられないとされています。

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