フライングとは?
ふらいんぐ
フライングとは、陸上競技のスタートでスターターの合図よりも早く飛び出してしまう反則行為のことです。
フライングとは、陸上競技における反則行為の一つで、スターターが発射するピストル(またはスタートシグナル)の合図よりも前に選手が動き出してしまうことを指します。英語では「false start(フォルススタート)」とも呼ばれます。
国際陸上競技連盟(ワールドアスレティックス)のルールでは、スターティングブロックに設置されたセンサーが選手の反応時間を計測しており、合図から100ミリ秒未満の反応はフライングと判定されます。これは、人間の神経生理学的な限界として、それ以下の時間で意図的に反応することは不可能であるという科学的根拠に基づいています。
かつてのルールでは、1回目のフライングは警告扱いで、2回目以降の違反者が失格となる「一発失格ではない」運用もありました。しかし現在の国際ルールでは、誰が最初に動き出したかにかかわらず1回のフライングで即失格となる厳格な規定が採用されています。これにより、選手はスタートの合図を極限まで集中して待つ必要があり、スタートの駆け引きがレース戦略の重要な要素となっています。オリンピックや世界選手権などの大舞台でもトップ選手がフライングで失格になるケースは少なくなく、高度な精神的集中力が求められる場面の一つです。
使い方・例文
100m走の決勝で、スターターの合図直前に緊張から体が動いてしまいフライングを取られ、記録なしで失格となる場面が世界大会でも起こります。
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