本文へスキップ

フクログモとは?

ふくろぐも

フクログモとは、袋状の巣を葉の上に作ることで知られる小型のクモで、日本各地の草地や林縁に生息します。

フクログモ(袋蜘蛛)は、クモ目フクログモ科(Clubionidae)に属するクモの総称、あるいはその代表種を指します。体長は5〜10mm程度の小型種が多く、薄茶色から黄褐色の体色を持ち、特別な模様が少ないため地味な印象を与えます。

名前の由来は、葉を折り曲げて糸で綴じた袋状の巣(退避所)を作る習性にあります。この巣の中で産卵・育児を行い、幼蛛が独り立ちするまで雌が保護します。巣をウェブ状に張り獲物を待ち受けるクモとは異なり、フクログモは夜間に巣から出て積極的に歩き回り獲物を捕らえる徘徊性のクモです。

日本ではフクログモ科に多くの種が含まれており、草地・林縁・農地など幅広い環境に生息しています。水田周辺にも多く見られ、害虫を食べる天敵として農業上も注目されています。

毒牙を持ちますが、人への危険性はほとんどありません。ただし素手でつかむと稀に噛まれることがあるため、採集時は注意が必要です。クモ全体の中では比較的地味な存在ながら、巣の構造や育児行動など生態的に興味深い特徴を多く持ちます。

使い方・例文

夏の草むらや葉の裏を探すと、葉を丸めて糸で綴じたフクログモの巣を見つけることがあります。中を開けると雌グモが卵嚢を守っている姿が観察できます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語