フォールオフとは?
ふぉーるおふ
フォールオフとは、光源から離れるにつれて光の明るさが急激に減衰していく現象・グラデーションのことで、映像や写真の照明設計に重要な概念です。
フォールオフ(Fall-off)とは、光源から被写体に照射された光が、距離や角度によって急速に減少・減衰していく現象を指す映像・写真・照明用語です。「光の減衰」とも訳されます。
光の強度は物理的に光源からの距離の2乗に反比例して減少します(逆二乗の法則)。フォールオフはこの物理法則に基づいており、光源に近い部分は明るく、遠ざかるにつれて急速に暗くなります。この明暗の移り変わりの速さ・急峻さを「フォールオフが早い/遅い(強い/弱い)」と表現します。
フォールオフの速さを決める主な要因は次のとおりです。
- 光源のサイズ:小さい光源(スポットライトなど)はフォールオフが早く、大きい光源(ソフトボックスなど)は緩やか
- 光源との距離:被写体に近いほどフォールオフが急激になる
- 光の種類:平行光(太陽光など)はフォールオフが非常に緩やか
映画や写真では、フォールオフを意図的に利用して背景を暗く落とし、被写体を際立たせる演出がよく使われます。ドラマチックな陰影(キアロスクーロ)を生み出したい場合は強いフォールオフが有効です。一方、自然で均一な照明を求める場合は大型のソフトボックスなどを用いてフォールオフを抑えます。
使い方・例文
「小さなスポットライトを使うとフォールオフが強く、被写体の周囲がすぐ暗くなってドラマチックな雰囲気が出た」のように、照明・撮影の解説で使われます。
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