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フォラミニフェラとは?

ふぉらみにふぇら

フォラミニフェラとは、炭酸カルシウム製の殻を持つ単細胞の原生生物(有孔虫)の総称で、海洋のプランクトンや底生生物として広く生息し、古気候研究の重要な指標化石です。

フォラミニフェラ(Foraminifera)は、有孔虫(ゆうこうちゅう)とも呼ばれる単細胞の原生生物の一群です。炭酸カルシウムや砂粒などを固めた複雑な構造の殻(テストを持ち、その殻に多数の小孔(孔)があることが名前の由来です(ラテン語で「孔を持つもの」)。

フォラミニフェラは大きく2つのグループに分けられます。

  • 浮遊性有孔虫(プランクトン性):海洋表層を漂って生活し、死後は海底に沈んで堆積物を形成する。
  • 底生有孔虫:海底の堆積物や岩盤の表面に固着・移動して生活する。

フォラミニフェラの殻は非常に保存されやすく、地層中に大量に残ります。このため、地質学・古生物学において過去の環境を推定する指標化石として極めて重要です。殻の酸素同位体比(δ¹⁸O)を分析することで、過去の海水温度や氷河体積(氷期・間氷期のサイクル)を復元できます。

また、イタリアの硬貨に使われたことで有名な「ヌンムリット(貨幣石)」も有孔虫の一種です。一部の現生種は大型(数センチ)で、サンゴ礁環境に生息しています。現代の気候変動研究においても、過去の気候記録を解読する鍵として有孔虫の研究は活発に続けられています。

使い方・例文

海洋の堆積物コアを分析して過去数百万年の気温変化を復元する研究では、フォラミニフェラの殻の同位体比が主要なデータとして使われます。古気候学や地質調査の文脈でよく登場する生物です。

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