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ピロリン酸カルシウム結晶沈着症とは?

ぴろりんさんかるしうむけっしょうちゃくしょう

関節軟骨滑膜にピロリン酸カルシウムの結晶が沈着し、急性・慢性の関節炎を引き起こすリウマチ科の疾患です。

ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(略称:CPPD、Calcium Pyrophosphate Deposition Disease)とは、ピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)の結晶が関節軟骨滑膜・線維軟骨などに沈着し、さまざまな関節症状を引き起こす疾患です。かつては「偽痛風」とも呼ばれていました。

結晶が沈着する原因は完全には解明されていませんが、加齢による軟骨変性が最大のリスク因子です。また、副甲状腺機能亢進症・ヘモクロマトーシス・低マグネシウム血症などの代謝異常が関与することもあります。

臨床像は多様で、主に以下の形態があります。

  • 急性偽痛風発作:膝関節などに急激な腫脹・熱感・疼痛が生じ、痛風発作に似た激しい症状
  • 変形性関節症型:慢性的な関節の痛みや変形を呈し、変形性関節症と類似
  • 無症候性:X線や超音波で結晶沈着(軟骨石灰化)が偶発的に発見される

診断には関節液の偏光顕微鏡検査が最も重要で、正の複屈折を示す菱形の結晶が確認されます。X線検査では軟骨の石灰化(石灰沈着)が見られます。治療は対症療法が中心で、急性期にはコルヒチン・非ステロイド性消炎鎮痛薬・関節内ステロイド注射が用いられます。

使い方・例文

高齢者が突然の膝の激しい腫れと痛みで整形外科を受診し、関節液の検査でCPPD結晶が確認されてピロリン酸カルシウム結晶沈着症(偽痛風)と診断されるケースが典型的です。

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