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ピラスターとは?

ぴらすたー

ピラスターとは、建物の壁面に半浮き彫り状に設けられた装飾的な柱型のことで、古典建築の意匠として広く用いられています。

ピラスター(pilaster)は、建物の壁面から浅く突き出した扁平な柱型の装飾要素です。実際に荷重を支える独立柱(コラム)とは異なり、壁と一体化した装飾的な半柱として機能します。

その起源は古代ギリシアローマ建築にさかのぼります。ドリス式イオニア式・コリント式などのオーダー(柱式)に対応した柱頭と柱礎を持ち、ファサードに秩序感と縦のリズムを与えます。ルネサンス期にイタリアで古典建築が再評価されたことで、ピラスターは宮殿・聖堂・市庁舎などの外壁や内部装飾に盛んに採用されました。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 壁面への突出は柱幅の4分の1程度と浅い
  • 柱頭・柱身・柱礎の三部構成を持つ
  • バロック・新古典主義建築でも多用される
  • 室内では鏡やニッチを挟んで左右対称に配置されることが多い

日本では明治期以降の洋風建築(旧市庁舎・銀行建築など)にピラスターが多数取り入れられ、近代化の象徴として機能しました。現代でも歴史主義的なデザインや再生・保存建築の文脈で参照されます。

使い方・例文

美術館や銀行の外壁に縦長の浅い柱型が並んでいる場合、それがピラスターです。壁に一体化しているため「壁柱」と訳されることもあります。

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