ヒンドゥクシュ山脈とは?
ひんどぅくしゅさんみゃく
ヒンドゥクシュ山脈とは、アフガニスタンからパキスタン北部にかけて延びる高峻な山脈で、ヒマラヤ山系の西端に位置します。
ヒンドゥクシュ山脈(Hindu Kush)は、アフガニスタン中部からパキスタン北西部にかけて全長約800キロメートルにわたって延びる山脈です。最高峰はティリチミール(標高7,708メートル)で、パキスタン北部に位置します。山脈全体を通じて多くの峰が7,000メートルを超え、ヒマラヤ・カラコルム山系と並ぶ中央アジア屈指の高峻な山岳地帯です。
「ヒンドゥクシュ」という名前は「インド人を殺す」あるいは「インドの暗殺者」を意味するペルシャ語に由来するという説があり、古来この山脈を越えることの過酷さを示す名称とも言われています。歴史的にはアレクサンドロス大王やチンギス・ハンなどの征服者たちが軍を率いて越えた山脈としても名高く、シルクロードの交通路のひとつとなった峠(カイバル峠など)が存在します。
この山脈の地理的・環境的役割は多岐にわたります。
- 中央アジアと南アジアを分ける自然の境界として機能している
- アフガニスタン・パキスタン双方の主要河川の水源となり、農業用水を供給する
- ユキヒョウ・マルコポーロオオツノヒツジなど希少な野生動物の生息域でもある
- 近年は気候変動で氷河の融解が進んでおり、水資源への影響が懸念されている
使い方・例文
地理・歴史の学習やニュースで「ヒンドゥクシュ山脈はアフガニスタンと中央アジアを隔てる険しい山脈で、古代から軍事・交易の要衝として知られてきた」のように使われます。アフガニスタン情勢を伝える報道でも地形的背景として登場します。
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