ヒラリー・パトナムとは?
ひらりーぱとなむ
ヒラリー・パトナムとは、20世紀アメリカを代表する哲学者であり、心の哲学・言語哲学・科学哲学にわたる幅広い業績で知られ、特に機能主義と意味の外在主義の提唱で有名です。
ヒラリー・パトナム(Hilary Putnam、1926〜2016年)は、アメリカの哲学者で、ハーバード大学の教授を長年務めました。心の哲学・言語哲学・科学哲学・倫理学にまたがる広大な研究領域を持ち、20世紀後半の分析哲学を代表する思想家の一人です。
パトナムの主な貢献として、まず心の哲学における「機能主義」があります。これは、心的状態をその機能的役割(入力・出力・他の状態との因果関係)によって定義する立場で、心と身体の関係を新たな視角から論じるものです。
次に、言語哲学における「意味の外在主義」が挙げられます。有名な思考実験「双子の地球」では、語の意味が話者の頭の中だけにあるのではなく、外部世界や社会的文脈に依存することを示しました。「意味は頭の中にない」という主張は哲学史に残る名言となっています。
また、科学的実在論と反実在論の論争にも深く関与し、「内的実在論」を提唱して論壇に大きな影響を与えました。晩年はユダヤ哲学や倫理学にも傾倒し、実践的な哲学への関心を示しました。その思想の変遷と幅広さは、現代哲学の豊かさを体現しています。
使い方・例文
哲学の授業や入門書で「意味とは何か」「心とは何か」を論じる際に、パトナムの思考実験や理論が引用されます。
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