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機能主義とは?

きのうしゅぎ

機能主義とは、心的状態をその「働き」(入力・出力・他の状態との関係)によって定義する哲学的立場です。

機能主義(functionalism)は、心の哲学における主要な立場のひとつで、精神状態をその因果的・機能的役割によって定義します。つまり、ある状態が「痛み」であるのは、それが傷害刺激を受け取り、不快感を生じさせ、回避行動引き起こす、という機能を果たすからだと考えます。

機能主義の特徴は、心的状態を物理的基盤から独立して定義する点にあります。シリコンチップで構成されるコンピュータも、神経細胞で構成される人間の脳も、同じ機能的関係を実現すれば同じ心的状態をもちうる、と主張します。これを「多重実現可能性」といいます。

機能主義を支持した主な論者にはヒラリー・パトナムがいます。ただしパトナム自身は後年自説を修正しています。批判としては、サールの「中国語の部屋」論証が有名で、文法的に正しい記号操作(機能)を実行していても、そこに理解や意味が生じるとは限らないと主張します。

現代の認知科学・AI研究では機能主義的な枠組みが広く採用されており、人工知能が人間と同等の機能を果たすなら「心がある」とみなせるかどうかを問う議論に直結します。社会学の「構造機能主義」とは別概念なので注意が必要です。

使い方・例文

「痛みとは何かの損傷を検知し、注意を促し、防衛行動を起こさせる状態だ」と定義するのが機能主義の考え方で、ロボットが同じ役割を果たせば「痛みを感じている」と言えるかが議論になります。

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