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回避行動とは?

かいひこうどう

回避行動とは、不快・危険・ストレスとなる状況や刺激から意識的・無意識的に遠ざかろうとする行動パターンのことです。

回避行動とは、痛みや恐怖不安嫌悪感などの負の刺激を伴う状況を予測したとき、その状況に近づくことを避けようとする行動全般を指します。心理学・行動科学の分野では「回避学習」と密接に関連し、動物実験でも人間の日常生活でも広く観察される基本的な適応行動のひとつです。

回避行動が生じるメカニズムには、オペラント条件づけが深く関わっています。ある行動をとることで不快な刺激がなくなる(負の強化)という経験を繰り返すと、その行動が強化されて習慣化されます。たとえば、人前での発表に失敗した経験があると、次回から発表の機会そのものを避けるようになるのはこのメカニズムによるものです。

回避行動には大きく二つの種類があります。

  • 能動的回避:危険信号が現れる前に自ら積極的に行動して刺激を未然に防ぐもの
  • 受動的回避:特定の行動をしないことで刺激を避けるもの

短期的には適応的に機能する回避行動も、長期化すると問題になることがあります。社交不安障害やPTSD(心的外傷後ストレス障害)では、回避行動が症状の維持・悪化に寄与することが知られており、認知行動療法ではこの回避パターンを段階的に崩していくことが重要な治療目標のひとつとされています。

使い方・例文

たとえば、犬に噛まれた経験から公園に行くことを避けるようになる、人間関係でトラブルがあったために連絡を断つといった行動が回避行動にあたります。

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