パラ朝とは?
ぱらちょう
パラ朝とは、中世インドのベンガル地方を支配したパーラ朝のことで、仏教を庇護した王朝として知られます。
パーラ朝(パラ朝)は、8世紀から12世紀ごろにかけて現在のインド東部・バングラデシュ一帯(ベンガル地方・ビハール地方)を支配した王朝です。創始者ゴーパーラが8世紀半ばに即位したとされ、以後約400年にわたって存続しました。
パーラ朝の最大の特徴は、仏教の熱心な保護者として機能したことです。王朝の庇護のもとでヴィクラマシーラ寺院やナーランダー大学(ナーランダー寺院)が繁栄し、インド仏教の中心的な学術機関として機能しました。これらの機関にはインドや周辺国から多くの僧侶・学僧が集まり、密教(ヴァジュラヤーナ)を中心とする仏教学が発達しました。
この時代に生まれたパーラ様式と呼ばれる美術・彫刻は、チベットや東南アジアの仏教美術に大きな影響を与えました。黒石を用いた仏像や菩薩像が多く残されています。
王朝の最盛期はダルマパーラ王・デーヴァパーラ王の時代とされますが、その後は内紛や周辺勢力の台頭により衰退し、12世紀に滅亡しました。パーラ朝の崩壊はインドにおける仏教衰退の一因ともなりました。
使い方・例文
歴史の授業や仏教史の文脈では、インドの中世王朝を学ぶ際にパラ朝が仏教保護の王朝として取り上げられます。
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