バルハンとは?
ばるはん
バルハンとは、砂漠地帯に形成される三日月形の砂丘で、風によって移動する性質を持つ地形のことです。
バルハン(barchan)とは、砂漠や乾燥地域に発達する三日月形(弓状)の砂丘の一種です。一方向から継続して吹く風によって砂が堆積・移動することで特徴的な形が形成されます。「バルハン」はロシア語に由来する地理学用語で、英語圏でも広く使われます。
バルハンの形成メカニズムは次の通りです。風上側(迎風面)はなだらかな斜面を形成し、風下側(背風面)は急斜面になります。三日月の「角」の部分(ホーン)は風下方向に突き出しており、砂丘全体が風下に向かってゆっくりと移動します。移動速度は年間数メートルから数十メートルに及ぶこともあります。
バルハンは次のような条件が整うと発達しやすいとされています。
- 砂の供給が比較的少ない環境
- ほぼ一定方向から継続して吹く風
- 植生がなく砂が移動しやすい地表
サハラ砂漠・アラビア半島・中央アジア・南アメリカのアタカマ砂漠などに広く分布するほか、火星の砂漠でも同様の形の砂丘がNASAの探査機によって観測されており、惑星地形学でも注目されています。
使い方・例文
砂漠を上空から撮影した衛星写真で、無数の三日月形の丘が風向きに沿って整然と並んでいる光景がバルハンの典型的な見え方です。
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