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バランス接続とは?

ばらんす せつぞく

正相・逆相の2本の信号線を使ってノイズをキャンセルし、長距離でもクリーンな音声伝送を実現する接続方式です。

バランス接続(Balanced Connection)とは、音声信号を「正相(ホット)」「逆相(コールド)」「グランド」の3線で伝送し、途中で混入したノイズを受信側で除去する伝送方式です。アンバランス接続(2線式)が信号とグランドのみで構成されるのに対し、バランス接続は同じ信号の位相を反転させたものを同時に送ることで差動増幅器によるノイズキャンセリングを実現します。

ノイズキャンセリングの仕組みは次のとおりです。ケーブルに混入した電磁誘導ノイズは2本の信号線に同じ位相で乗ります。受信側でコールド信号の位相を反転させてホット信号と足し合わせると、音声信号は2倍になる一方、ノイズは逆位相となって打ち消し合います。これをコモンモード除去(CMRR)と呼びます。

バランス接続が使われる主な場面は次のとおりです。

  • マイクからミキサーへの長距離配線(ライブ会場・放送局)
  • スタジオのパッチベイやラックマウント機器の接続
  • プロ用オーディオインターフェースのライン入出力

コネクタはXLR(3ピン)またはTRS(ステレオミニジャック相当の3極フォーンプラグ)が使われます。家庭用のアンバランス接続(RCAや2極フォーン)と比較して、数十メートル以上のケーブル長でも音質劣化やハム(電源ノイズ)を大幅に抑えられるため、プロ音響の現場では不可欠な伝送方式です。

使い方・例文

ライブ会場でステージ上のマイクから数十メートル離れたミキサーまでケーブルを引くとき、バランス接続を使うことで照明や電源ケーブルからの誘導ノイズを除去できます。

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