ハワイ式噴火とは?
はわいしきふんか
低粘性の玄武岩質溶岩が静かに流れ出すタイプの噴火で、爆発性が低く流動性の高い溶岩流が特徴です。
ハワイ式噴火(Hawaiian eruption)は、火山噴火様式の分類のひとつで、ガスをあまり含まない低粘性の玄武岩質マグマが比較的穏やかに火口から噴出するタイプです。名称はその典型例であるハワイ諸島の火山活動に由来します。
マグマの粘性が低いためガスが容易に抜けやすく、大規模な爆発は起きにくいです。溶岩は火口から泉のように湧き出て「溶岩湖」を形成したり、割れ目(フィッシャー)に沿って「溶岩の噴水」(lava fountain)を作ったりします。溶岩流は流動性が高く広範囲にわたって流下しますが、流速は徒歩で避難できる程度であることが多いです。
ハワイのキラウエア火山やマウナロアは世界で最もよく観察・研究されているハワイ式噴火の例です。溶岩流はパホイホイ(なめらかな表面)とアア(粗くとげのある表面)の2種類の形態をとり、流動速度や冷却条件によって異なります。
爆発的噴火と比べて人的被害は少ない傾向がありますが、住宅・道路・農地の埋没など財産被害は甚大になりえます。地形的にはなだらかなシールド火山(楯状火山)を形成するのも特徴のひとつです。
使い方・例文
キラウエア火山で発生したハワイ式噴火では、数か月にわたり溶岩流が住宅地へ流れ込み、周辺集落が溶岩に飲み込まれました。
この用語をシェア
最終更新: