ハリケーンとは?
はりけーん
ハリケーンとは、大西洋や北太平洋東部で発生する最大風速が一定以上の熱帯低気圧のことで、強烈な暴風雨と高潮をもたらす自然災害です。
ハリケーン(hurricane)は、北大西洋・カリブ海・メキシコ湾・北太平洋東部で発生し、最大持続風速がおおむね毎秒33メートル(時速約119キロ)以上に達した熱帯低気圧を指します。同じ現象でも発生海域によって名称が異なり、北西太平洋では「台風(タイフーン)」、インド洋・ベンガル湾などでは「サイクロン」と呼ばれます。
ハリケーンは暖かい海面水温(一般に26〜27℃以上)をエネルギー源として発達します。海面から蒸発した水蒸気が上昇・凝結して潜熱を放出し、低気圧が強化されます。コリオリ力の影響で北半球では反時計回りの渦を形成し、中心に向かって螺旋状に雨雲が組織化されます。中心部(目)では風が弱く晴れていることが多く、その周囲を「壁雲(eyewall)」と呼ばれる最も激しい雨風の帯が取り囲んでいます。
強さはサファー・シンプソンスケールで1〜5のカテゴリーに分類されます。
- カテゴリー1:時速119〜153km程度の風
- カテゴリー3以上:「大型ハリケーン」と呼ばれ、広範囲に壊滅的被害
- カテゴリー5:時速252km以上の猛烈な暴風
ハリケーンがもたらす主な被害は暴風・豪雨・竜巻・高潮です。特に高潮は沿岸低地を水没させ、多くの死傷者・家屋倒壊をもたらすことがあります。2005年のハリケーン「カトリーナ」によるニューオーリンズ浸水は、アメリカ史上最大級の自然災害として知られています。
使い方・例文
「ハリケーン・シーズンはカリブ海の島々や米国南部の住民にとって毎年緊張をもたらす時期で、政府は早期避難勧告の体制を整えている」というように、気象・防災の文脈で使われます。
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