ハダカカメガイとは?
はだかかめがい
ハダカカメガイとは、「クリオネ」として知られる透明な浮遊性の巻き貝で、翼のように羽ばたく姿が愛らしい海の生き物です。
ハダカカメガイ(裸亀貝、学名 Clione limacina)は、軟体動物門腹足綱裸殻翼足目に属する浮遊性の巻き貝です。一般には「クリオネ」の名で広く知られており、成体は貝殻を持たず、体長は1〜3センチメートルほどの透明な体をしています。
体の前方に翼足(よくそく)と呼ばれる一対の翅状の突起があり、これを羽ばたかせるように動かして遊泳します。内臓が透けて見える透明な体と、ゆっくりした羽ばたき姿が「流氷の天使」と形容され、特に北海道・オホーツク海の流氷観光で人気を博しています。
分布は北極・南極圏を含む冷たい海域で、日本近海ではオホーツク海や北太平洋の冷水域に見られます。水温が低い環境を好み、流氷とともに北海道沿岸に現れることから冬の風物詩ともなっています。
食性は肉食で、「バッカルコーン」と呼ばれる捕食器官を口から突き出し、同じ翼足類のミジンウキマイマイ(リマシナ)を捕食します。捕食時には天使のイメージとは対照的な姿を見せるため「悪魔の姿」とも表現されます。生命力は強く、餌がなくても数ヶ月生きられるとされています。
使い方・例文
「オホーツク海の流氷ツアーで海水をすくうと、小さなハダカカメガイ(クリオネ)が手のひらの上でひらひらと泳いでいた」のように、流氷観光や北の海の生き物として紹介されることが多いです。
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