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ハグロトンボとは?

はぐろとんぼ

ハグロトンボとは、黒い翅をひらひらとはためかせながら飛ぶ、日本水辺に生息する美しいトンボです。

ハグロトンボ(羽黒蜻蛉、学名:Calopteryx atrata)は、カワトンボ科に属するトンボの一種です。名前の通り、翅全体が黒く染まっているのが最大特徴で、オスは金属光沢のある黒い体色をもち、メスは褐色がかった翅をもちます。

生息地は主に流れのゆるやかな清流や水路の周辺で、水質の良い環境を好みます。幼虫(ヤゴ)は水中の砂泥の中に潜み、小さな水生生物を捕食して成長します。成虫の飛翔は他のトンボと異なり、翅を一枚ずつゆっくりと動かすような独特のはためき方をするため、蝶のようにふわふわと飛ぶように見えます。

成虫の活動期間は初夏から秋にかけて(おおむね5月〜9月ごろ)で、水辺の草や低木の葉に止まっている姿がよく見られます。縄張り意識が強く、オスは光のあたる場所を陣取り、メスを引きつける行動をとります。日本全土に広く分布しており、里山や田園地帯の小川などで親しまれてきました。

ハグロトンボはその神秘的な黒い翅から、古来より霊魂や精霊の象徴とされることもあり、地方によっては「仏さまのお使い」と呼ぶ地域も存在します。清流の指標生物としても知られており、その存在は水環境の健全さを示すバロメーターにもなっています。

使い方・例文

夏の小川の岸辺を歩いていると、黒い翅をゆらゆらと動かしながら飛ぶハグロトンボの姿を見かけることがあります。清流が保たれた里山の水路や農業用水路でも観察できます。

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