ハイギョとは?
はいぎょ
ハイギョとは、えらと肺の両方で呼吸できる古代的な特徴を持つ淡水魚の仲間のことです。
ハイギョ(肺魚)とは、魚類でありながら肺に相当する器官を持ち、空気呼吸が可能な淡水魚のグループです。現生種はアフリカ・南アメリカ・オーストラリアに分布し、それぞれの地域ごとに異なる属が生き残っています。魚類と四肢動物の中間的な形質を持つことから、脊椎動物の進化を研究するうえで非常に重要な存在です。
ハイギョの最大の特徴は、えら呼吸と肺呼吸を使い分けられる点です。乾季に水が干上がると泥の中に潜り込み、粘液で繭状の部屋を作って休眠(夏眠)します。この状態で数か月から場合によっては数年にわたって生存できる種もあり、驚異的な生命力を持っています。水が戻ると活動を再開し、水中での生活に戻ります。
現生のハイギョは以下のグループに分かれます。
- アフリカハイギョ(プロトプテルス属):夏眠が得意で複数種が存在
- 南アメリカハイギョ(レピドシレン属):1種のみ
- オーストラリアハイギョ(ネオケラトドゥス属):現生種中で最も原始的な形質
化石記録では古生代デボン紀にまでさかのぼることができ、「生きた化石」とも呼ばれます。現在も淡水魚として生き続けるハイギョは、陸上動物の祖先がどのように陸へ上がったかを示す手がかりを提供しており、生物進化の研究において世界的に注目されています。
使い方・例文
アフリカの乾期、池が干上がってもハイギョは泥の中で夏眠して生き延びる。水族館の展示でその独特の体型や空気呼吸の様子を観察できることがある。
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