ノビルとは?
のびる
ノビルとは、日本各地の野原や土手に自生するヒガンバナ科の多年草で、食用として古くから親しまれてきた野草です。
ノビル(野蒜)は、ヒガンバナ科ネギ属に分類される多年草で、学名をAllium macrostemonといいます。日本全国の草地・土手・田畑の畦などに広く自生しており、球根・茎・葉のすべてが食用になります。
外見はネギやニラに似ており、細長い葉と白~薄紫色の花をつけます。地下には小さな白い鱗茎(球根)があり、これが最も利用される部位です。においはニンニクやネギに近い独特の辛みと香りを持ち、硫化アリルを豊富に含むことから、抗菌・疲労回復・食欲増進などの効果が伝統的に知られてきました。
食べ方としては次のようなものがあります。
- 酢みそ和え(球根を茹でて酢みそで和える、定番の食べ方)
- 醤油漬け・塩漬け(球根を丸ごと漬ける)
- 炒め物・天ぷら(葉や球根を加熱調理)
- 生食(薬味としてそのまま刻んで使う)
春先が採取の最盛期で、山菜として野草採りの入門種にもなっています。近年は食料自給への関心や「フォレジング(野草採り)」ブームを背景に、改めて注目を集めています。栄養面ではビタミンB群・カリウム・食物繊維なども含み、昔から民間薬としても活用されてきた植物です。
使い方・例文
春に土手や公園の隅でノビルを見つけ、球根を掘り取って酢みそ和えにして食べる、という野草採りの楽しみ方が代表的な場面です。
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