ノイズ・ミュージックとは?
のいずみゅーじっく
ノイズ・ミュージックとは、騒音や雑音など従来は音楽と見なされなかった音を積極的に素材として用いる音楽のジャンルです。
ノイズ・ミュージックは、電子的なフィードバック音、歪んだ音、工業的な騒音、偶発的な音響など、伝統的な音楽の枠組みでは「雑音」とされてきた要素を主たる表現素材として使用する音楽の総称です。
その思想的な起源は、20世紀初頭のイタリア未来派に求められます。ルイジ・ルッソロが1913年に著した「騒音の芸術」では、工業化社会が生み出す機械音や騒音を音楽的素材として肯定することが主張されました。その後、ジョン・ケージらの前衛音楽、1960〜70年代の実験音楽を経て、1980年代以降に日本や欧米でノイズ・ミュージックとして体系化されました。
主な特徴としては次のようなものがあります。
- 音色・音量・音響テクスチャーそのものが主役となる
- メロディ・リズム・和声などの伝統的要素を意図的に解体または無視する
- エレクトロニクス・エフェクター・改造楽器などを多用する
- 日本の「メルツバウ(Merzbow)」などが国際的に知られている
ノイズ・ミュージックは「音楽とは何か」という問い自体を問い直す実験的な芸術として位置づけられ、現代音楽・インダストリアル・ドローン・アンビエントなど多くのジャンルと交差しています。
使い方・例文
ライブパフォーマンスでは、エフェクターのフィードバック音や改造されたターンテーブルの雑音だけで構成された作品が披露されることがあります。
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