ネストル・キルチネルとは?
ねすとるきるちねる
ネストル・キルチネルとは、アルゼンチンの第54代大統領(2003〜2007年)で、経済危機からの復興を主導した左派政治家です。
ネストル・キルチネル(Néstor Kirchner、1950〜2010年)は、アルゼンチンの政治家であり、2003年から2007年まで同国第54代大統領を務めました。南部パタゴニア地方のサンタクルス州知事として名声を得た後、2001〜2002年の深刻な経済危機から立ち直ろうとするアルゼンチンで大統領選に勝利しました。
大統領就任後は、IMF(国際通貨基金)への債務返済を一括前払いで完済するなど、強硬な対外経済政策を取り、国際金融機関との交渉で独自の立場を貫きました。国内では人権政策にも力を入れ、軍事独裁政権時代(1976〜1983年)の人権侵害を裁く「不処罰法」を廃止し、旧軍事政権関係者の訴追を推進しました。
- 2001〜2002年経済危機後のアルゼンチン再建を主導
- IMFへの債務一括返済による財政的独立路線
- 軍事独裁時代の人権侵害に対する司法的追及
- ペロン主義の流れを汲む左派・中道左派の政治姿勢
- 妻クリスティナ・フェルナンデスも後継大統領となる
キルチネルの任期後は妻のクリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネルが大統領に就任し、「キルチネル主義(キルチネリスモ)」と呼ばれる政治潮流がアルゼンチン政治に大きな影響を与えました。2010年に心臓発作で急逝しましたが、アルゼンチンでは今日も賛否両論の評価が続いています。
使い方・例文
南米政治や現代アルゼンチン史の文脈で、経済危機からの復興や左派ポピュリズムの例として登場します。
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