ナバホ語とは?
なばほご
ナバホ語とは、アメリカ南西部に住むナバホ族が話すアサバスカン語族の言語で、アメリカ先住民の言語の中で話者数が最も多い言語の一つです。
ナバホ語(Navajo / Diné bizaad)は、アメリカのアリゾナ州・ニューメキシコ州・ユタ州にまたがるナバホ・ネーション居留地を中心に話されるアサバスカン語族の言語です。現在の話者数は17万〜20万人程度とされ、アメリカ先住民の言語の中では最大規模を誇ります。
ナバホ語の最大の特徴は、その複雑な形態論にあります。動詞が非常に発達しており、動作の様態・方向・完了状況などを動詞の語幹と接辞の組み合わせで精細に表現します。音韻面でも声調(高低アクセント)や鼻音化が意味の弁別に関わるなど、英語やヨーロッパ系言語とは根本的に異なる構造を持っています。
歴史的に最も注目を集めたのが、第二次世界大戦中の「ナバホ・コードトーカーズ」の活躍です。アメリカ海兵隊は、ナバホ語を暗号通信に採用しました。その複雑な文法と音韻体系は当時の解読技術では解析不可能で、太平洋戦線で大きな戦果に貢献したとされています。
現在、ナバホ・ネーション内の学校ではナバホ語教育が推進されており、言語の維持・継承が重要な文化的課題となっています。ナバホ語はアメリカにおける先住民言語復興運動の象徴的存在でもあります。
使い方・例文
第二次世界大戦の映画やドキュメンタリーでは、ナバホ語を暗号として使用した「コードトーカーズ」の活躍が紹介されることがあります。
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