ナノ粒子食品とは?
なのりゅうししょくひん
ナノ粒子食品とは、ナノスケール(1〜100ナノメートル程度)の微細粒子を利用して成分の吸収率や機能性を高めた食品・食品素材のことです。
ナノ粒子食品とは、ナノテクノロジーを応用して食品中の成分や添加物をナノスケール(10億分の1メートル単位)の粒子として加工・利用した食品、あるいはそのような素材を含む食品を指します。
ナノ粒子化の目的はさまざまですが、主なものとして次の点が挙げられます。
- 栄養素・機能性成分の消化吸収効率の向上
- 水に溶けにくい成分の水溶性改善(乳化・分散性の向上)
- 食品の食感・見た目・安定性の改善
- 抗菌成分や保存料の効果的な送達
具体的には、ビタミンやポリフェノールなどをナノカプセルに封入して安定性と吸収率を高める技術、二酸化ケイ素(シリカ)をナノ粒子として食品の固結防止に利用する例などがあります。
一方で、ナノ粒子が体内に取り込まれた際の安全性については、従来の粒子とは異なる生体反応が生じる可能性が指摘されており、各国の食品規制当局が評価・規制の整備を進めています。日本でも食品安全委員会がリスク評価の検討を続けており、技術の利便性と安全性をどう両立させるかが今後の課題です。
使い方・例文
栄養補助食品(サプリメント)でナノカプセル化されたコエンザイムQ10やリポソームビタミンCがナノ粒子食品の代表例です。「吸収率が高い」と謳われる製品に登場することがあります。
この用語をシェア
最終更新: