ナトロライトとは?
なとろらいと
ナトロライトとは、白〜無色の細長い針状結晶が特徴のナトリウム系ゼオライト鉱物で、美しい結晶形からコレクター人気が高い鉱物です。
ナトロライトは化学式Na₂Al₂Si₃O₁₀・2H₂Oで表されるナトリウムを含むゼオライト(沸石)グループの鉱物で、斜方晶系に属します。「ナトロ」はナトリウムを意味するギリシャ語に由来します。
細長い針状または柱状の結晶が放射状に広がる集合体を形成することが多く、白〜無色、時に薄い灰色・黄色・赤色を帯びることもあります。ガラス光沢〜絹糸光沢を示し、劈開が2方向に発達します。
主な特性は以下の通りです。
- モース硬度:5〜5.5
- 比重:約2.20〜2.26
- 劈開:2方向に完全
- 透明〜半透明
- 熱すると膨張し泡立つ(これがゼオライト=沸石の名の由来)
玄武岩や閃緑岩などの火成岩の空洞や裂け目、また変成岩中に二次鉱物として産出します。世界的な産地としてはノルウェー、カナダ(クイベック州)、インド、ニュージャーランド、アメリカ(ニュージャージー州)などが知られています。
ゼオライトの一種として、イオン交換能・吸着能を持つことから、工業的には水処理や乾燥剤、触媒などへの応用研究も行われています。コレクターの間では放射状に広がる針状結晶の美しさが特に評価されます。
使い方・例文
ナトロライトの標本は、母岩の空洞から白い針状結晶が星形や扇形に放射状に広がる形態が美しく、鉱物標本として展示された際にひときわ目を引く存在です。
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