ドリッピングとは?
どりっぴんぐ
ドリッピングとは、キャンバスに絵の具を垂らしたり飛ばしたりして偶然の効果を生かす絵画技法です。
ドリッピング(dripping)とは、絵の具を筆でキャンバスに塗るのではなく、液状にした絵の具を垂らす・滴らせる・飛ばすなどの方法で描く絵画技法のことです。「ドリップ」(滴る)という英語が語源で、偶発性と身体的な動きを重視した表現が特徴です。
この技法を世界的に広めたのは、アメリカの画家ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)です。ポロックは1940年代後半から、大きなキャンバスを床に広げ、その周囲や上を歩き回りながら棒やナイフで絵の具を垂らし、複雑に絡み合う線の模様を生み出しました。この手法は「アクション・ペインティング」とも呼ばれ、抽象表現主義の代表的な技法となりました。
ドリッピングの主な特徴は以下の通りです。
- 計画的な構図よりも偶然性・即興性を重視する
- 身体全体の動きがそのまま作品に反映される
- 絵の具の粘度・乾燥速度・重力が造形を決定する
- 見る者に躍動感やエネルギーを感じさせる
現代では絵画教育の場でも子どもから大人まで取り組める技法として親しまれており、アート体験ワークショップでも頻繁に取り入れられています。
使い方・例文
子ども向けのアートイベントでは、大きな紙の上に水で薄めた絵の具をスプーンで垂らして模様を作るドリッピング体験が人気です。偶然にできる模様の面白さが楽しめます。
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