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ドニャーナ国立公園とは?

どにゃーなこくりつこうえん

ドニャーナ国立公園は、スペイン南部アンダルシア州に広がる湿地帯の国立公園で、イベリアオオヤマネコなど絶滅危惧種の重要な生息地として知られ、世界自然遺産に登録されています。

ドニャーナ国立公園(Parque Nacional de Doñana)は、スペイン南部アンダルシア州に位置し、グアダルキビル川の河口デルタ地帯に広がる広大な湿地帯・砂丘・低木林から成る国立公園です。1969年に国立公園として設立され、1994年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。1980年にはユネスコ生物圏保護区にも指定されています。

ドニャーナはヨーロッパでも最も重要な湿地生態系のひとつとされており、渡り鳥の経由地・越冬地として欧州・アフリカ・北極圏を結ぶ鳥類の重要な拠点となっています。毎年数百万羽もの渡り鳥がこの地を利用します。

公園の主な生態的特徴は以下の通りです。

  • イベリアオオヤマネコ(Lynx pardinus):世界で最も絶滅が危惧されるネコ科動物の保護区
  • スペインインペリアルイーグル(イベリアカタシロワシ)など希少猛禽類の繁殖地
  • フラミンゴ・アサギマダラ・ヘラサギなど多様な水鳥が飛来
  • コルクガシ林・砂丘・マリスマ(季節的湿地)の複合した多様な環境

一方、農業用水の過剰取水・水質汚染・隣接地域での開発などが生態系への脅威となっており、保全管理に課題があります。1998年には上流で起きた鉱山廃水の流出事故(アスナルコジャール事故)が公園に大きな被害をもたらし、湿地回復に長期的な取り組みが求められました。現在はイベリアオオヤマネコの個体数回復プログラムなど積極的な保全活動が続けられています。

使い方・例文

絶滅危惧種であるイベリアオオヤマネコの保護活動の舞台として、ドニャーナ国立公園はスペイン国内外の自然保護関係者や研究者が注目する場所となっています。

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