トウヒ属とは?
とうひぞく
トウヒ属は、マツ科に属する常緑針葉高木のグループで、北半球の亜寒帯から亜高山帯に広く分布し、建材やクリスマスツリーとして世界的に重要な樹木です。
トウヒ属(Picea)は、マツ科に属する常緑針葉樹の属で、北半球の亜寒帯から山岳地帯を中心に約35〜40種が分布しています。ヨーロッパ・北アメリカ・東アジアなど広い地域に自生し、タイガ(北方針葉樹林帯)の重要な構成種です。
葉(針葉)は短く硬く、枝に螺旋状につきます。枝を指でなぞると葉が引っかかる感触があり、モミ属との識別点のひとつです。球果(まつぼっくり)は枝の先端近くに垂れ下がって実るのが特徴で、熟すと鱗片が開いて種子を飛ばします。
日本に自生する種には以下があります。
- エゾマツ(Picea jezoensis):北海道の主要な林業樹種。
- アカエゾマツ(Picea glehnii):北海道・本州北部の高層湿原周辺に自生。
- トウヒ(Picea torano):本州中部の亜高山帯に自生する固有種。
世界的にはヨーロッパトウヒ(Picea abies)が建材・パルプ・楽器(バイオリン表板など)の原料として非常に重要です。またクリスマスツリーとして広く栽培・利用されており、文化的な象徴にもなっています。材は白く均質で加工しやすく、木材としての需要が高い属です。
使い方・例文
北海道の森林でまっすぐ伸びる大木がエゾマツであることが多く、木工製品や楽器にも使われます。クリスマスシーズンに飾られるクリスマスツリーにもトウヒ属の木が使われるケースがあります。
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