トウヒとは?
とうひ
トウヒとは、マツ科トウヒ属に分類される常緑針葉樹の総称で、北半球の冷涼な地域に広く分布しています。
トウヒ(唐檜)は、マツ科トウヒ属(Picea)に属する常緑針葉樹の総称です。英語では「スプルース(Spruce)」と呼ばれ、北半球の亜寒帯から温帯の山岳地帯に広く分布しています。日本では本州中部以北の高山帯や北海道に自生しており、世界全体では数十種が知られています。
トウヒの特徴として、葉は四角形の断面を持つ短い針状葉で、枝から単独で放射状に生えています。樹形は円錐形(三角形)に整い、クリスマスツリーのような形が代表的です。球果(まつかさ)は下向きに垂れ下がるものが多く、マツやモミと区別する際の目安になります。樹高は種によって異なりますが、多くは20〜50メートルほどまで成長します。
代表的な種類には以下のものがあります。
- エゾマツ(Picea jezoensis)— 北海道の主要な林業樹種
- トウヒ(Picea torano)— 本州中部の高山に自生する日本固有種
- ノルウェースプルース(Picea abies)— ヨーロッパ産で最も一般的なクリスマスツリー用
- ホワイトスプルース(Picea glauca)— 北米産で広く利用される
木材は軽量で弾力があり、バイオリンやギターなどの弦楽器の響板(表板)として高く評価されています。また、建築材・パルプ材としても重要な林業資源です。
使い方・例文
クリスマスシーズンにツリーとして飾られる木の多くはトウヒ属のスプルースです。また、高級バイオリンの表板にはトウヒ材が使われることが多く、その響きの良さから楽器製作者に珍重されています。
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