デヴォレとは?
でゔぉれ
デヴォレとは、異なる素材を混紡した生地に薬品を用いて一方の素材だけを溶かし、透け感のある文様を生み出すテキスタイル技法です。
デヴォレ(devore)は、フランス語で「食いつくす・腐食させる」を意味する言葉に由来するテキスタイルの加工技法です。ベルベットや起毛素材などを使った生地において、パイル(繊維の毛足)部分だけを化学薬品で溶解・除去することで、透明感のある模様と毛足の残った部分とのコントラストを生み出します。
典型的なデヴォレ生地は、シルクやポリエステルなどの溶けにくい素材の地組織にレーヨンやコットンなどのセルロース系繊維のパイルを組み合わせて作られます。薬品(主に酸性薬剤)を模様状に塗布し、加熱処理することでセルロース系パイルだけが溶け、地組織は残ります。
デヴォレ素材の特徴としては以下が挙げられます。
- 光の当たり方によって模様が浮かび上がる独特の透け感
- ふわりと柔らかな地組織とビロードのような毛足のコントラスト
- 高級感と繊細さを兼ね備えた素材感
扱いがデリケートであるため、洗濯や保管には注意が必要で、専門のケアが推奨されます。ファッションブランドのドレスやスカーフなどに使われることが多く、上質なテキスタイルとして評価されています。
使い方・例文
デヴォレのベルベット生地は光が当たるとバラや葉の模様が浮かび上がる美しさがあり、パーティードレスやスカーフの素材として使われています。
この用語をシェア
最終更新: