レーヨンとは?
れーよん
レーヨンとは、木材パルプなどのセルロースを原料として化学的に加工した再生繊維で、絹に似た光沢と肌触りが特徴です。
レーヨン(Rayon)は、天然のセルロース(主に木材パルプや綿花)を一度溶解し、化学処理を施して繊維状に再生した「再生繊維」です。19世紀末にフランスで開発が始まり、20世紀初頭に工業化されました。当初は「人造絹糸」とも呼ばれ、天然絹の代替品として普及しました。
代表的な製造法はビスコース法で、セルロースを苛性ソーダと二硫化炭素で溶かしてビスコースと呼ばれる溶液を作り、細い孔から押し出して繊維にします。このほかにも銅アンモニア法(キュプラ)や溶剤紡糸法(テンセル・リヨセルなど)があります。
レーヨンの主な特性は以下のとおりです。
- 絹に似た美しい光沢と滑らかな質感
- 吸湿性・通気性が高く夏向き素材に適する
- 染色性が良く鮮やかな発色が得られる
- 水に弱く、洗濯で縮みやすい
- 生分解性があり環境負荷が低い
ファッション分野ではドレス・ブラウス・裏地などに広く使われます。合成繊維と混紡することで欠点を補いながら風合いを活かした製品も多く、現代でも幅広い衣類・インテリア素材として使用されています。
使い方・例文
夏物の洋服の素材表示に「レーヨン」の文字があれば、涼しく着心地が良い反面、洗濯表示を確認して手洗いや陰干しを守る必要があります。
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