デイサイトとは?
でいさいと
デイサイトとは、安山岩と流紋岩の中間の化学組成を持つ火山岩で、二酸化ケイ素を63〜69%程度含む中性〜酸性の岩石です。
デイサイト(英:dacite)は、火山岩の一種で、安山岩(SiO₂約52〜63%)よりも二酸化ケイ素(シリカ)含有量が多く、流紋岩(SiO₂約69%以上)よりも少ない中間的な組成(SiO₂約63〜69%)を持つ岩石です。主に大陸縁辺部や島弧に発達する火山で産出されます。
鉱物組成としては、斜長石・石英・角閃石・輝石・黒雲母などを含み、斑晶(はんしょう)と呼ばれる大きな結晶が細粒の基盤(石基)中に散らばる「斑状組織」を示すことが多いです。色調は灰色〜灰白色が一般的で、安山岩より明るい色合いをしています。
デイサイト質マグマはシリカ含有量が高いため粘性が大きく、爆発的な噴火を引き起こしやすい傾向があります。代表的な例として以下が挙げられます。
- 1980年に噴火した米国のセントヘレンズ山
- フィリピンのピナトゥボ火山(1991年)の噴出物
- 日本でも北海道や九州の火山地帯で確認される
火成岩分類における位置づけを理解することで、火山の噴火様式やマグマの成因を推定する重要な手がかりとなります。地質調査や岩石学研究において広く参照される岩石区分のひとつです。
使い方・例文
火山地帯の地質調査や岩石サンプルの分析で「この岩石はデイサイトです」と分類される場面で登場します。噴火履歴の研究や火山リスク評価にも活用される概念です。
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