流紋岩とは?
りゅうもんがん
流紋岩は、マグマが地表付近で急速に冷えて固まった火山岩で、二酸化ケイ素を多く含む酸性の岩石です。
流紋岩(りゅうもんがん)は、火山岩の一種で、マグマが地表または地表近くで急速に冷却されて固まった岩石です。英語ではrhyolite(ライオライト)と呼ばれます。
化学組成の面では、二酸化ケイ素(SiO₂)を70%以上含む酸性岩に分類されます。これは花崗岩と同じ組成に相当し、流紋岩の深成岩対応物が花崗岩です。SiO₂が多いほどマグマの粘性が高くなるため、流紋岩質のマグマは非常に粘り気が強く、激しい爆発的噴火を引き起こすことが多いです。
岩石の外観としては、白っぽい色から灰色・ピンク色・赤みがかった色まで多様ですが、全体的に明るい色調が特徴です。名前の由来となった流紋(りゅうもん)と呼ばれる縞模様が見られる場合があり、これはマグマが流動した際の痕跡です。また、急冷によって結晶が十分成長できなかったため、石基(ガラス質部分)に少量の斑晶が混じる斑状組織を示すことが多いです。
日本列島はプレート境界に位置し、流紋岩はとくに島弧の火山地帯で広く分布しています。那須火山帯や伊豆・小笠原などでも確認されており、地質学・岩石学の研究対象として重要な岩石です。
使い方・例文
「火山地帯の地質調査では、白っぽい流紋岩の露頭が見られることがあり、縞模様の流紋が当時のマグマの流動方向を示しています。」
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