テッポウエビとは?
てっぽうえび
テッポウエビとは、はさみを素早く閉じて衝撃波を発生させ獲物を仕留める、特殊な狩猟能力を持つ小型のエビです。
テッポウエビ(鉄砲蝦、英名:Pistol shrimp / Snapping shrimp)は、テッポウエビ科(Alpheidae)に属する小型の甲殻類です。体長は種によって異なりますが、多くは2〜5センチメートル程度です。最大の特徴は、左右非対称に発達した大型のはさみ(鋏脚)を持つことで、このはさみを高速で閉じることで水中に強力なキャビテーション気泡を発生させます。
キャビテーション気泡が崩壊する際には瞬間的に極めて高い圧力と温度が生じ、周囲に衝撃波が発生します。この衝撃波は近距離にいる小魚や甲殻類を気絶させ、捕食するために利用されます。音圧は非常に高く、複数のテッポウエビが集まる海域では潜水艦のソナーに干渉するほどの雑音を生じることもあります。
日本を含むインド太平洋の温暖な浅海域に広く分布し、サンゴ礁・海草藻場・岩礁の隙間などを生息地とします。特定の種(Alpheus djiboutensis など)はハゼ類と共生関係を結び、エビが巣穴を掘り・維持し、ハゼが天敵の接近を眼で監視して触覚で知らせるという相利共生が知られています。
テッポウエビの発するキャビテーション音は生物音響学の研究対象としても注目されており、自然界における物理現象の驚異的な活用例として広く紹介されています。
使い方・例文
テッポウエビがはさみを素早く閉じると、バチッという大きな音とともに衝撃波が発生し、近くにいる小型生物を気絶させることができます。
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