ティングシャーとは?
てぃんぐしゃー
ティングシャーとは、チベット仏教の儀式で用いられる小型のシンバル状の金属楽器で、澄んだ高音を奏でます。
ティングシャー(Tingsha)は、チベット語で「ting」が鈴の音、「sha」が金属を意味するとされ、二枚の小型金属プレートを皮紐でつないだ打楽器です。直径は一般に5〜10センチメートル程度で、二枚を打ち合わせることで透き通った高音が長く響き渡ります。
チベット仏教の儀式や祈祷の場で古くから使われてきた法具のひとつで、主に以下の用途で登場します。
- 瞑想の開始・終了の合図として場の空気を整える
- 供養儀礼において霊を呼び集めたり、功徳を回向したりする
- 邪気を払い、空間を浄化するための音響ツールとして
- ヨガクラスや瞑想ワークショップでの集中の合図
素材は真鍮や青銅が一般的ですが、伝統的な高品質品には「パンチャ・ダトゥ(五金属合金)」が用いられることがあり、音の豊かさや持続時間が異なります。表面には曼荼羅・梵字・吉祥文様などが刻まれているものが多く、工芸品としての価値も持ちます。
近年は西洋のマインドフルネスブームやヨガ文化の広まりとともに、チベット仏教の宗教的文脈を超えて、ストレス解消や集中力向上のためのサウンドヒーリングツールとしても親しまれています。シンギングボウルとともに、音と振動を活用したウェルネス実践の場でよく見られる器具のひとつです。
使い方・例文
「瞑想クラスの始まりにティングシャーを鳴らし、参加者が静寂に集中できるよう促す」というように、ヨガスタジオや瞑想ワークショップで音の合図として使われる場面で登場します。
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