ツキヨタケとは?
つきよたけ
ツキヨタケとは、ブナなどの倒木に群生する毒キノコで、暗所で薄く発光する性質を持ち、食用のヒラタケやムキタケに似るため誤食事故が多い危険なきのこです。
ツキヨタケ(月夜茸、学名 Omphalotus japonicus)は、ブナ科の倒木や枯れ木に群生するキシメジ科(または旧分類のツキヨタケ科)のきのこです。日本全国の山地に分布し、秋に発生します。最大の特徴は、きのこの鰓(ひだ)の部分が暗闇の中で青白く光る生物発光で、この幻想的な性質から「月夜茸」の名が付けられました。
ツキヨタケは強い毒性を持ちます。含まれる毒素としてイルジン S・イルジン M などのセスキテルペン類が知られており、摂取すると嘔吐・下痢・腹痛・けいれんなどの消化器症状を引き起こします。致死性は低いとされますが、症状が激しく医療機関への受診が必要です。
ツキヨタケによる誤食事故が多い主な理由は、外見が食用きのこに酷似していることです。
- ヒラタケ:形・色・生え方が非常に似ており最も混同されやすい
- ムキタケ:同じ倒木に生えることがあり見誤りやすい
- シイタケ:傘の形が似ている場合がある
見分けるポイントとして、ツキヨタケは傘の付け根(柄の上部)に黒い染みがある、ひだが夜間に発光する、というものがありますが、暗闇での確認や解体後の確認が必要なため難易度が高く、素人採取は大変危険です。山でのきのこの採取・喫食には専門知識が必要で、確実に同定できない場合は絶対に食べないことが鉄則です。
使い方・例文
秋の山でブナの倒木に群生するきのこを見つけた際、ツキヨタケはヒラタケと見た目がよく似ているため誤食事故が起きやすく、採取前に必ず専門家に鑑定してもらうことが重要です。
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