チャンドラX線望遠鏡とは?
ちゃんどらえっくすせんぼうえんきょう
チャンドラX線望遠鏡とは、NASAが1999年に打ち上げたX線天文衛星で、高温のガスやブラックホール周辺など、可視光では見えない高エネルギー天体現象を観測します。
チャンドラX線望遠鏡(Chandra X-ray Observatory)は、NASAが1999年7月にスペースシャトル・コロンビアで打ち上げたX線宇宙望遠鏡です。ノーベル物理学賞受賞者であるインド系アメリカ人天体物理学者スブラマニアン・チャンドラセカールにちなんで命名されました。
X線は地球大気に吸収されるため、地上からは観測できません。チャンドラは高い楕円軌道を描きながら宇宙から直接X線を受信します。四枚の入れ子状の斜入射ミラーを組み合わせた光学系が特徴で、X線をわずかな角度で反射させて集光します。角度分解能は0.5秒角以下と非常に高く、X線天文衛星の中でも優れた精度を誇ります。
チャンドラが主に観測する対象は次のとおりです。
- ブラックホールや中性子星の周囲に広がる降着円盤
- 超新星残骸が放出する高温のプラズマガス
- 銀河団内に広がる数千万度の銀河間ガス
- 活動銀河核(AGN)からのX線ジェット
使い方・例文
「チャンドラX線望遠鏡のデータから、銀河団の高温ガスの分布とダークマターの分布が一致しないことが明らかになり、ダークマターの存在を強く支持する証拠が得られた」のように言及されます。
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