チャコールとは?
ちゃこーる
チャコールとは、木炭を素材とした描画用の画材で、素描やスケッチに広く使われる伝統的な画材です。
チャコール(charcoal)は、木材を蒸し焼きにして炭化させた描画材料で、美術の世界では古代から使われてきた基本的な画材のひとつです。鉛筆と異なり、炭素の粒子が紙の凹凸に付着することで線や面を表現するため、柔らかく繊細なタッチが生まれます。
主な種類としては以下のものがあります。
- バインチャコール(木炭棒):柳やブドウの木を炭化させたもので、最も一般的。やわらかく広い面を塗りやすい。
- コンプレストチャコール:炭を粉砕してバインダーと固めたもの。発色が濃く、消しにくい。
- チャコールペンシル:チャコールを鉛筆状に加工したもの。細部の描写に向く。
チャコールの大きな特徴は、指や練り消しゴム(ニーダーゴム)で容易に伸ばしたり消したりできる点です。この修正のしやすさから、デッサンやクロッキーの練習、大型作品の下絵に適しています。完成後はフィキサチーフ(定着液)を吹き付けて定着させる必要があります。
美術教育の現場では、形態を大きく捉えるトレーニングに欠かせない道具として位置づけられており、デッサンの基礎を学ぶ学生が最初に手にする画材のひとつでもあります。
使い方・例文
人物デッサンの授業で、全身のポーズを大きなケント紙にチャコールで素早く描き、陰影を指でぼかして立体感を出す、といった使い方が一般的です。
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