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ゴワッシュとは?

ごわっしゅ

ゴワッシュとは、不透明な顔料を多く含む水彩絵具の一種で、マットで鮮やかな発色と重ね塗りのしやすさが特徴の画材です。

ゴワッシュ(Gouache)は、顔料に白色顔料(チタニウムホワイトなどの不透明体質顔料)と結合剤(アラビアガムなど)を混合した不透明水彩絵具です。「不透明水彩」または「ガッシュ」とも呼ばれます。通常の透明水彩と異なり、下層の色を覆い隠すことができるため、明るい色を暗い色の上に重ねることも可能です。

ゴワッシュの主な特徴は以下の通りです。

  • マットで均一な塗面が得られ、独特の質感がある
  • 乾燥後に色が若干明るくなる(乾燥による色変化に注意が必要)
  • 水で溶くだけで使え、後から水で再溶解できる
  • 紙・ボード・布など多様な支持体に描ける

歴史的には中世の写本挿絵やルネサンス期のスケッチに用いられ、近代以降はイラスト・ポスター・アニメーション背景画など商業美術の分野で広く活用されてきました。アニメーション制作においては、セル画の背景を描く際に長らく標準的な画材として使われていました。

現代ではデジタルへの移行が進みましたが、ゴワッシュ特有のテクスチャーや手描き感を活かした表現を好む作家・イラストレーターも多く、独自の人気を保っています。アクリルガッシュとも区別されますが、どちらも不透明な仕上がりが特徴です。

使い方・例文

イラストレーターがキャラクターの肌のハイライトを暗い背景色の上に白っぽい色で塗り重ねるとき、ゴワッシュの不透明性が活かされます。ポスターや絵本の背景制作でも多用される場面です。

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