チタニウムホワイトとは?
ちたにうむほわいと
チタニウムホワイトとは、酸化チタンを主成分とする白色顔料で、現代の絵画や塗料で最も広く使われる白です。
チタニウムホワイト(titanium white)は、二酸化チタン(TiO₂)を主成分とする白色顔料です。絵画用絵具・印刷インク・塗料・プラスチック・化粧品など幅広い分野で使用されており、現代において最も生産量が多い白色顔料の一つです。
20世紀初頭に工業的な製造が始まるまで、白色顔料の主役は鉛白(塩基性炭酸鉛)でした。チタニウムホワイトはその約2倍以上の隠ぺい力(不透明度)を持ち、毒性のない安全な素材であることから急速に普及しました。
絵画材料としての特徴は以下のとおりです。
- 高い隠ぺい力:下地や他の色を強力に覆い隠すことができる。
- 明度:非常に明るく純白に近い発色。
- 化学的安定性:変色・褪色しにくく長期保存に優れる。
- 安全性:無毒で人体への影響が少ない。
一方で混色すると他の色の発色を抑えやすく、水彩では粒子が重いため技法に工夫が必要なこともあります。油絵・アクリル・水彩・ガッシュなど多くの画材に採用されており、現代の画家にとって不可欠な基本色材です。
使い方・例文
油絵で明るい空や雲を描く際にチタニウムホワイトを混ぜて明度を上げる使い方が一般的で、隠ぺい力の高さから下塗りにも重宝されます。
この用語をシェア
最終更新: